素泊まりとは、食事がつかない宿泊プランのことです。
食事以外に関しては、基本的には食事付きのプランと変わりません。
宿泊施設の素泊まりプランは、時間を有効活用できたり、費用が安くなったりとメリットがたくさんあります。
素泊まりの意味を理解して、旅行プランに合う場合は上手に利用していきたいですね。
素泊まりの意味 メリットとデメリット
素泊まりとは、食事はなしの宿泊のみのプランことです。
「え、食事が付かないの?食事がついているプランの方が絶対いい!」と思われる方もいるかもしれませんが、素泊まりプランにも様々なメリットがあります。
素泊まりプランの3つのメリットからご紹介したいと思います。
素泊まりのメリット
◆宿泊料金が安い
まず食事がついていないため、宿泊料金が安くなります。
とにかく料金を安くおさえたいという方には、おすすめです。
また、旅館の食事は多すぎて食べきれないという方にも料金が安くなって、好きなものを好きな量、宿以外で食べられるのもメリットですね。
◆時間の制約がなく自由に行動できる
食事がついていないため時間の制約がなく、自由に行動できます。
ホテルや旅館のご飯も美味しく、魅力の一つであることに間違いありませんが、一つだけ食事をつけると不便になることがあります。
それが時間の制約です。
宿泊施設の食事の時間は、決められていることがほとんど。
夕食は何時~何時まで、朝食は何時~何時まで受け付けております、等ですね。
到着が夕食時間に間に合わないケースや朝はギリギリまで寝ていたいという方もいるかと思います。
うっかり寝坊して朝食を食べ損ねてしまっても宿泊料金は変わりませんので…。
時間の制約なく自由に行動したいという方にも、素泊まりはおすすめです。
◆直前予約が可能な場合も多い
前日や当日など、宿泊直前でも予約が取りやすいのも、素泊まりのメリットのひとつです。
食事付きプランの場合は、直前だと予約が取れないこともあります。
宿泊施設にとっては、食材の仕入れや調理師のシフトなどの都合もありますから、直前で宿泊の客数が増えても中々対応が難しいのだと思います。
しかし素泊まりプランなら、宿泊施設によりますが食事の用意は不要で、部屋さえ空いていれば宿泊できる可能性があります。
急な出張や遠出の予定が出来た時、宿泊施設が見つからない時は、素泊まりプランで検索してみてください。
予約可能な宿泊施設が見つかるかもしれません。
素泊まりのデメリット
素泊まりプランにもデメリットは、食事の度に外に行く必要があるということです。
宿泊施設の周辺に飲食店がない、車での旅行ではなく、宿泊施設の周りに公共交通機関がない場合は、困ってしまうことになるかもしれません。
また、宿泊施設の周辺に飲食店があったとしても、営業時間をチェックしておくことをおすすめします。
都会の中心にあるホテルであれば、深夜まで開いているお店も探せば見つかるかもしれませんが、宿泊施設の立地によっては要注意ですね。
一概には言えませんが、温泉街や温泉旅館は繁華街から離れた静かな場所にあるところが多く、飲食店の閉店時間も早い可能性が高いです。
都会に比べたら温泉街は人口も少ないですし、深夜には旅館へ帰る人が多いですからね。
飲食店があっても少ない場合は、予約をしておいた方が安心です。
素泊まりってお風呂やタオルは使えるの?
素泊まりは、食事がないプランですが、他にもお風呂やタオルなどが使えるのか、食べ物や飲み物の持ち込みはどうなの?と気になりますね。
飲食物の持ち込みについて
宿泊施設によりますが、ビジネスホテル等は飲食物の持ち込みが可能なところが多いです。
施設内にコンビニがある場合は、部屋への持ち込みもOKなパターンが多いですね。
しかし、高級旅館やルームサービスを提供しているホテル等ではNGなことも。
飲食物の持ち込みが可能かどうかは、予約前に確認しておくと確実でしょう。
宿側にとっては、飲食物の持ち込みをOKにすると食中毒が発生してしまったり、客室を汚されてしまったりするリスクがあります。
また、宿の中にある売店や自動販売機、ルームサービスなどの売上につながらないこともありますね。
お風呂について
素泊まりでも、お風呂やタオルを利用できることがほとんどです。
宿泊施設ではお風呂が各部屋に備え付けであるところや、大浴場が完備されているところが増え、素泊まりの人でも利用できることが多いです。
しかしこちらも、やはりその施設やプランによって対応は様々。
素泊まりの場合、お風呂なしの部屋に案内される、大浴場の利用は別途料金が発生する可能性もゼロではありません。
実際には宿泊施設やプランによって対応が異なりますので、何か気になることがある場合は宿泊施設に事前に確認するのが確実です。
アメニティについて
アメニティは部屋や浴場に備え付けられていて、通常は自由に使ってOKです。
最近はフロントで必要なものをもらう場合もありますね。
使う分には自由ですが、持ち帰っていいかどうかはその物によって変わるため、注意が必要です。
歯ブラシ、歯磨き粉、カミソリ、入浴剤など、基本的に使い捨てとなる物は持ち帰ってもOKでしょう。
使い捨てとなる物は使用して捨てられても、使わずに持ち帰られても、施設側としてはチェックアウト後に新しい物と交換、補充することに変わりないためです。
しかし、タオルやバスローブは使い捨てではなく、洗って繰り返し利用しますので持ち帰りはNGです。
温泉宿でも素泊まりできる?
「温泉宿にも素泊まりプランってあるの?」と思われるかもしれませんが、あります。
温泉地や温泉宿に特化した「ゆこゆこネット」で「素泊まりプラン」を検索すると500件以上ヒットします。
温泉旅館でもホテル感覚で「食事なし」の素泊まりプランで泊まれるところも意外とたくさんあります。
中には露天風呂付き客室での素泊まりプランも。
じゃらんや楽天トラベルで「素泊まり」プランを探す場合はこちら▼から。
さいごに
食事のない素泊まりプラン、食事付きのプランも、それぞれメリットとデメリットがあると思います。
ぜひご自身にあったプランを選択して、有意義な旅にして頂ければと思います。
またコロナ禍を経て、宿側の工夫もあり多様なプランが増えたので、ちょっと前までは考えられないようなプランが見つかるかもしれません。
旅は計画を立てるところから楽しみましょう!