外で食べるBBQ(バーベキュー)にもってこいの気持ちのいい季節になりましたね。
バーベキューの時のお肉(鶏肉・スペアリブ・牛肉)の焼き方のコツをまとめてみました。
炭火で焼くバーベキューはいわゆる「焼き肉」ではないので、薄切り肉ではなく是非かたまり肉に挑戦しましょう!
炭火の配置の仕方も一工夫して、焦がさず中まで火を通してかたまり肉を贅沢に味わいましょう。
バーベキューの焼き鳥で竹串を焦がさない方法
どうしてもバーベキューでやらないといけない訳ではありませんが、串にまとまっていると食べやすいですし、炭火で焼く焼き鳥、美味しいですよね。
でも竹串が焦げちゃったという経験のある方もいるのではないでしょうか。持ち手の部分がなくなってしまうと困るので焦がさないように食材だけ焼きましょう。
竹串を焦がさないようにするには、串が出ている部分の下にアルミホイルを枕にするように敷いて直接炭火が当たらないようにすればOKです。1本1本の竹串にアルミホイルを巻く必要はありません。この時、アルミホイルは1回クシャクシャっとしてから、広げて細長く折りたたみ、串の下に置いて下さいね。また、スペース的に可能なら、竹串は下に炭がない場所に来るようにしましょう。焼き鳥ではなくても竹串を使うものなら他のものでも同様です。
鶏肉は脂分が多いので、脂が炭火の上に落ちて炎があがってしまうことがあります。炎があがらないようにするには、炭火と鶏肉との距離を作ることが必要なので、バーベキュー網の上にレンガなどを置いてその上にまた網を置くなど工夫をしてみて下さいね。
【バーベキュー(BBQ)】スペアリブの焦がさない焼き方
骨付き肉といえば、スペアリブ。スペアリブもバーベキューには欠かせません。
1本ずつ分かれていないかたまりのスペアリブの場合は、焼く前に骨に沿って切れ込みを入れておくと骨ばなれがよく食べやすくなりますね。バーベキューソースや塩麹などに前の晩から漬け込んでおくのがおすすめです。タレに漬け込んだものを焼く時は後半にするか、網を交換出来るようにしておいた方がいいですね。
味がしっかりついたスペアリブは美味しいのですが、焦げやすいのが難点。
焼く時はまず強火で表面(両側)に焼き目をつけます。表面に焼き目がついたら、炭の少ない場所に移動させてじっくり焼きましょう。何度もひっくり返すとその度に脂が落ちてしまうので、ひっくり返すのは1回だけ。じっと我慢が必要です。
外側が焼けたら、最後にアルミホイルに包んで口を閉じて蒸し焼きに。10分~15分ほどでカットした時にピンク色になっていればOKです。焼き過ぎには気をつけて下さいね。
炭火の置き方のコツですが、まんべんなく炭を置いてしまうと火加減の調節が出来ないので、強火ゾーン、中火ゾーン、弱火ゾーンを端から炭の量を変えてセッティングしましょう。
網の上15cm位のところに手をかざした時に耐えられる秒数が
3秒位⇒230度~280度
6秒位⇒180度~230度
9秒位⇒120度~180度
と言われています。
焼き目をつけるゾーンは200度以上が目安となります。やけどしないように気をつけて下さいね。
【バーベキュー(BBQ)】牛肉の焼き方のコツは?
牛肉(ステーキ肉)こそ、バーベキューの醍醐味です。厚さは2cm~2.5cm程のものを選ぶと失敗なく焼けると思います。
お肉は常温に戻しておくと火の通りがよく、上手に焼けます。キッチンペーパーなどで余分な水分は取って、包丁で筋を切りましょう。筋切りは肉が反ることを防ぐので火の通りが均一になります。
焼く直前に味付けの塩・コショウを多めに振りましょう。塩を振ってから時間が経つと肉汁が出てしまい、うま味も逃げてしまいます。
焼く時は強火で一気に。焼き目がついたらひっくり返して裏面も焼き、最後に側面もそれぞれ焼きましょう。お肉で食中毒になるのは表面についている菌にきちんと火を通さず殺菌が出来ていないことによることが多いので、表面をしっかり焼きましょう。
表面に焼き目がついたら弱火ゾーンで休ませ中心部まで温めて(5分~10分程)、ふっくら仕上げましょう。ただし、焼き過ぎるとお肉がパサパサになってしまうので、中心がピンク色のミディアムか、もう少し赤色に近いミディアムレアかはお好みで。焼き加減に自信が持てない場合は、真ん中あたりでカットして断面をチェックし、足りなければもう少し焼きましょう。焼きすぎてしまうと元には戻せないので早めにチェックした方がいいですね。
まとめ
生肉をまな板の上に直接おいた後にそのまま放置したり、他の食材を切ったりすることはないようにお願いします。除菌をしてからでないと他の食材にも菌がついてしまいかねません。トングやお箸なども気をつけて下さいね。焼くから大丈夫とは思わず、せっかくの楽しいバーベキューを台無しにしないためにも衛生面は注意しすぎるくらいでちょうどいいと思います。
お肉のことばかり考えてしまい、食材以外のお皿やコップ、お箸などを忘れたりしないようにして下さいね。結構ありがちですので…。