
一般的な家庭での保存方法の常温、冷蔵、冷凍の中では、季節を問わず冷凍保存がおすすめです。
缶詰のあんこも開封した時に使い切れない分はすぐに冷凍保存してしまいましょう。
あんこを冷凍保存する時のちょっとしたコツと冷凍臭がついてしまった場合の取り方についてご紹介します。
あんこの保存方法は冷凍がおすすめ
あんこの糖度や季節にもよりますが、冷蔵庫で保存する場合、奥の方に入れておいたとしても数日程度しか持たないと思っていた方がいいでしょう。長くても1週間ほどです。
甘さ控えめなほど、傷みは早くなりますね。
手作りあんこは、翌日使うつもりでなければ、早めの冷凍保存がお勧めです。
あんこを冷凍保存する時には、早く凍って、解凍するときにも早く解けるので出来るだけ平らな板状にして、1回に使用する分ずつ小分けにしましょう。
手作りのあんこはしっかり粗熱を取ってから小分けにし、ラップで空気が入らないようにしっかりと包んで、さらにジップロックなどに入れて、空気を抜いてから冷凍庫へ。2重にすることで匂いがつきにくくなります。
小分けをする時に100gずつなどにしておくと次に使う時に便利ですね。
冷凍したものは1~2ヶ月程度保存可能です。ただ、どうしても風味は落ちていきますから、早めに使い切りましょう。
解凍する時は冷蔵庫内や室内で自然解凍させるか電子レンジでも可能です。
あんこの冷凍臭を取る方法
特に冷凍保存の期間が長くなると冷凍臭が気になってしまうことがありますね。
そういう場合は、解凍してから再度加熱して練り直すと気にならなくなると思います。
臭いは気にならないけど、味が落ちたと思う場合ももう一度火を通した方が美味しくなりますので、解凍したあんこをそのまま食べて気になるようであれば、試してみてください。
また、冷凍臭ではなくジップロックなどにそのまま入れて冷凍したものを電子レンジで解凍するとビニール臭と言うか袋の匂いがついてしまうこともありますので、保存はラップ+袋にし、電子レンジで解凍する時にはラップの状態にするかお皿などに出してからにしましょう。
冷凍臭が気になるようであれば、冷凍したあんこはおしるこや白玉ぜんざいなど煮詰めてから食べるレシピに使うといいと思います。お水と共に凍ったままのあんこをそのまま鍋に入れて火にかけても大丈夫です。
あんこでも食中毒になる?
あんこで食中毒になることはあります。
過去には保育園の餅つき大会のあんこで園児が食中毒になったとニュースになったこともあります。
砂糖をたくさん使っているから大丈夫と思いがちですが、あんこの砂糖は保存のために使っている訳ではないですので日持ちするものではないと思っていた方がいいでしょう。
売っているおまんじゅうなど賞味期限付きのものは、保存料が入っていますので賞味期限内なら高温の場所などに放置したりしなければ大丈夫ですが、手作りのものは当日もしくは翌日までに食べましょう。
ちなみにあんこが傷むと酸っぱくなり、カビが生えてくるそうです。
さいごに
あんこが余ったら、早めの冷凍が一番ですね。
冷凍したあんこはそのままでも小豆のアイスっぽくなりますし、トーストに乗せたり、ホットケーキに挟んだり、冬はおしるこ、夏はかき氷にかけても美味しいです。
小分けにして冷凍保存し、最後まで美味しく頂きたいですね。