
昼寝は厚生労働省の『健康づくりのための睡眠指針2014』でも奨励されています。仕事中にどうしても眠くなってしまったら、いつ、どの位昼寝をするのがいいでしょうか。
昼寝で仕事の効率アップ!
普段から睡眠不足の場合はもちろんですが、そうではなくても人は眠りのリズムによって15時~16時くらいに眠気が起きるものだそうです。
眠気と闘いながら仕事をしても効率が悪くなるだけではなく、ミスにも繋がりかねませんね。午後の仕事の効率アップのためには、お昼休みの昼寝がおすすめです。
2014年の3月に厚生労働省健康局が発表した『健康づくりのための睡眠指針2014』の中でも、「毎日十分な睡眠をとることが基本ですが、仕事や生活上の都合で、夜間に必要な睡眠時間を確保できなかった場合、午後の眠気による仕事の問題を改善するのに昼寝が役に立ちます。」とされています。
とは言え、仕事に来ている会社で寝てばかりはいられません。どれくらい昼寝をするのがいいのでしょうか。
大人の昼寝の時間はどれくらいがベスト?
昼寝の時間は、長くても30分まで、15~20分がベストです。
大人の睡眠パターンは、覚醒段階から徐々に深い眠りに入り、30~40分で最も深い眠りに達するそうです。
眠りが浅いレム睡眠の時に起きずに深い眠りに入ってしまうと起きた後にかえって眠くなってしまい、その後の仕事にも影響してしまいます。
昼寝をする前に起きる時間を決めて、アラームを設定するか誰かに起こしてもらうようにお願いをして必ず20分ほどで起きましょう。
昼寝の場合は横になって寝てしまうと寝過ぎてしまうので、イスに座って背もたれに背中を預けるようにして寝るか、机に体を預けて眠りましょう。
眠る前にカフェインを飲むと、カフェインがちょうど起きる頃に作用してくるので目覚めが良くなります。スッキリ起きるのに効果的ですので試してみてください。目覚めのコーヒーではなく、昼寝前のコーヒーがオススメです。
昼寝をしたいと思っても横にならないと眠れない場合は、目を閉じているだけでも、外からの情報を遮断する効果があるので、どうしても寝なきゃと思わなくても大丈夫です。午後の仕事に備えて、スッキリする時間を作ると思えばOKですね。
昼寝は寝過ぎてしまってはいけません。夜の睡眠に影響がないように、午後の早い時間帯に15分~20分で熟睡する前に起きましょう。
昼寝のお供には、こんなものもあります。
仕事中に昼寝の出来る会社
最近は、昼寝を推奨している会社もあります。
◆GMOインターネットグループ
昼寝用のベッドが30台も並び、12:30~13:30の間に1人30分までの利用が可能だそうです。
アイマスクや耳栓も完備されていて、リラックス出来るとのこと。
◆株式会社OKUTA
埼玉にあるリフォームの企画・設計・施工・アフター管理・不動産仲介を扱うの会社では就業中の昼寝が認められています。こちらは眠くなったらいつでも昼寝が出来、各自が自分の責任で業務を進められていればOKだそうです。
また、ナイキやグーグルなども昼寝を推奨しているとのこと。仕事の効率もアップし、社員の健康にも繋がるので今後も昼寝OK企業は増えていくかもしれませんね。
企業側からすれば、昼寝を認めるということは、仕事の配分などの自己管理はちゃんとして下さいねと言うことなのでしょう。

まとめ
15分から20分の昼寝で効果があるのなら、眠気を我慢しながら仕事をするよりもずっといいですね。私も自宅で仕事をする時には、時々昼寝をしていますが、15分眠るとその後眠気が襲ってくることはほぼありません。
夜中の睡眠時間をしっかり確保出来ればいいのでしょうが、そうもいかない日もあります。そんな時にはサクッと15分昼寝をしてみましょう!